過集中とは何か? 〜メリット・デメリット×対策〜
過集中とは? 発達障害を抱える子に多く見られる特性の1つに「過集中」というものがあります。 過集中は、その名の通り「過剰に集中しすぎてしまう」という現象です。 過集中は、発達障害を抱える人の強みとして紹介されることが多く、よく知られた現象ですが、実はなぜ起こっているのか?という状態を研究した論文や報告は実は少ないです。 主には、 ①ADHDが目の前の楽しいこと(報酬)に対して反応しすぎて、やめられ […]
過集中とは? 発達障害を抱える子に多く見られる特性の1つに「過集中」というものがあります。 過集中は、その名の通り「過剰に集中しすぎてしまう」という現象です。 過集中は、発達障害を抱える人の強みとして紹介されることが多く、よく知られた現象ですが、実はなぜ起こっているのか?という状態を研究した論文や報告は実は少ないです。 主には、 ①ADHDが目の前の楽しいこと(報酬)に対して反応しすぎて、やめられ […]
ワーキングメモリとレジリエンス 前回「ワーキングメモリが低い子はレジリエンスを高めにくい」という話をしました。(以下:ワーキングメモリ=WM) http://kohaken.net/blog/20200519brain/ 今回は、具体的にレジリエンスをどう高めていくのか?という話をしていきます。 まずレジリエンスを高めるには、目の前の課題に対して 「過去の経験からどのような […]
ワーキングメモリとレジリエンス 今日は「ワーキングメモリとレジリエンス」というテーマで紹介します。レジリエンスとワーキングメモリと、どちらも聞いたことがある人はいると思いますが、実はこの2つは深い関係にあります。 そして、レジリエンスの低い子にどう支援をしていくか?というテーマで紹介していきます。 ワーキングメモリとは?(※以下ワーキングメモリ=WM) そもそもWMとは何か?というと、「目の前の情 […]
ビジョントレーニングとは? ビジョントレーニング とは、簡単に言えば「眼の機能を鍛える訓練」です。 最近では、ボクシングの村田選手が実践していることで有名になりましたが、元々はアメリカ空軍のパイロット訓練法として開発されたトレーニングと言われています。そして今では、 LDの人の識字能力の向上 運動能力向上 などに効果があるという研究もあり、特別支援教育においてビジョントレーニングの有効性が広まって […]
睡眠障害とは? 睡眠障害とは、睡眠に何からの困難を抱えている状態を指します。不眠症を代表として、 ▶︎起床困難▶︎過眠症(ナルコレプシー)▶︎SAS(睡眠時無呼吸症候群)▶︎睡眠時驚愕症▶︎夢中遊行(夢遊病)▶︎体内リズムが崩れる概日リズム睡眠-覚醒障害 などあり、様々な症状が睡眠障害に含まれます。そして、ASD, […]
ICD-11とは? ICDとは、正式名称は「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(国際疾病分類)」と言います。WHOが定めた病気の診断に関する国際的な基準であり、日本でも多くの病院がICDの基準に基づいて診断を行なっています。 昨年度の2019年5月に、このICDが約30年ぶりに改定され第11版(ICD-11)が承認されました。 現在は、厚生労働省・総務省が審査中であり、今後1年程度で […]
ADHDと記憶 今回は「記憶」という脳機能からADHDの行動を考えます。ADHDの研究は現在も世界中で進んでいますが、まだまだ未解明のことも多いです。そんな中、今回は記憶の基本的な機能の説明に加えて、 ADHDはなぜ注意散漫なのか? ADHDはなぜ計画性がないと言われるのか? ADHDは、なぜ発想力が豊かだと言われるのか? というテーマで紹介します。 前頭前野の記憶機能 記憶のメカニズ […]
優しい人になって欲しい? 大人は「優しい人に育って欲しい!」と思い、子供に様々なアプローチをしますが、なかなか思った通りには育ってくれません。心ない言葉や汚い言葉、アニメの影響で「ぶっ殺す!」なんて言葉が出た時には、つい叱ってしまうこともあります。 思い通りにならないのが子供という存在と言えますが、一体どうすれば優しく、思いやりのある行動を教えることができるのでしょうか? 共感を育てるには注意が必 […]
褒める?叱る? 「私は子どもを褒めて育てたいです!」「いや、叱ることも大切です!」 という、褒めるか叱るかは常に話題になりますが、今回は、「叱ることの4つのデメリット」を紹介します。 抑えておくこと <前提①> この叱るか褒めるか?を考える時に大切なことは、「子どもとの信頼関係」です。 なぜなら、信頼関係があれば、褒めても叱っても大人の意図が伝わり、子どもたちは成長していくからです。 今 […]