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2020年7月

習慣的な運動は子どもの認知能力を高める? 〜運動の影響と個人差の研究〜

学力を高めるには? 子どもが勉強が苦手だと、親御さんや先生はなんとかしてあげたいと思います。 しかし、ネットで調べると有名な進学塾から、怪しげな教材まで様々な方法が紹介されているため、「何が正しいの?」と混乱してしまうこともあると思います。 実際、学力へのアプローチは様々ですが、今回は、筑波大学 紙上敬太准教授と神戸大学 石原暢助教授が参加する国際共同研究より、運動と認知能力・学力に関する面白い研 […]

「ご褒美に頼ってはいけない!」という言葉は要注意? 〜ADHD×報酬系機能の障害〜

ご褒美を使ってはダメ? 子育て本や教師向けの専門書には、「子どもはご褒美を使ってはいけません。ご褒美を設定すると、ご褒美のために動いてしまう。子どもが自発的にやる気を出すので、それを生かすことが大切なのです」というように、ご褒美否定説を紹介している本は多いです。 一方で、現場で子どもを見ていると、うまくいく子もいる一方で、 ▶︎ 自発的な活動が少ない子▶︎ やる気を生か […]

LD(学習障害)を抱える子への読み書き指導全体図

読み書き指導 勉強ができなくて悩んでいる子はたくさんいます。 ・計算が遅い・文章問題が解けない・漢字が覚えられない このように学習に困っている子への支援方法は日夜、研究・開発をされています。 今回、我々研究会でも、読み書き指導の研修会を行うことになりましたので、指導方法をまとめてみました。 全体図 こちらの全体図は、主に読み書き障害(ディスレクシア)、書字障害(ディスグラフィア)の子へ支援をする際 […]

暴力暴言を改善するにはどうすれば良い? 〜衝動性×注意機能アプローチ〜

暴言暴力の多い子 先生が子どもの指導をしている時に、最も困ってしまう行動は暴言暴力の多い子です。 子どもにも色々な背景がありますが、暴言暴力は生きていく上で、社会的にアウトな行動ですので、何としてもやめさせなければいけません。 しかし、子ども自身もパニックの状態であったり、様々な過去の経験から起きていることも多いので、改善は難しく、苦手な先生も多いです。 その結果、威圧的な指導や恐怖的な対応に頼ら […]