トラブル後のソーシャルスキルの高め方 〜すぐ謝れる子と謝れない子の違い〜

トラブルがあると・・・

しかし、大人がトラブルの仲裁に入ると、「ごめんさない」とすぐに謝れるがいる一方で、謝ることができない子がいます。大人としては、「とりあえず喧嘩したことは謝ろう!」と伝えますが、頑固な態度につい、

「謝りなさい!」
「あなたもやったんでしょ!」
「あなたにも責任はないの?!」

一体どうすればいいでしょうか?


すぐに謝ることができない子

先生が「謝ろうね」と言っても動かない。「何か理由があるの?」と聞いても何も言わない。
このような子は、「心がない」「性根が腐っている」と先生に見捨てられてしまうこともあります。


「話を聞く」ことが大切だと多くの人は理解していますが、「話してくれない」となると自分の言いたいことを言ってしまう大人は多いです。

よって、「謝ることができない子」には「待つ」という対応が大切になります。

時間はかかりますが、自分の考えを聞いてくれるという体験が、結果的に大人への信頼に繋がり、次のトラブルの予防になります。

 

すぐに謝る子

一見とても素直に見えますが、実は注意が必要です。

自分のしたことに対して深く考えておらず「謝ったら終わり!」と理解しているので、すぐに謝ることができるのです。

「謝る」という行為は大切ですが、次も行動が改善されなければ、意味はありません。

 

よって、すぐ謝る子には、「何がダメだった分かる?」と、質問することが大切です。

自分の言葉で振り返りをすることで、次にどうすればいいかイメージが持てて、同じ失敗を防ぐことができます。

理由がわかれば、同じ状況になっても行動を変えることができるからです。

最後に

トラブル指導は「謝る」という点にこだわってしまう人がいますが、目的はトラブルを回避したり、再発を防ぐことです。

どちらのケースも謝ろうが、謝るまいが、次に繋がらなければ意味がないのです。

一番の目的は何かを考えて、対応することが大切ですね(^ ^)

以上です!

 

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