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2022年

意外と知らないSLDへの支援

 学校での授業や家庭学習で、ノートを書きたがらない、ワークシートを全然書かない、宿題を全くやらない、やっても適当、あるいは答えを写すだけ、なんてお子さんがいないでしょうか。 いろいろな原因が考えられるのですが、もしかしたら、字の読み書きに苦手さがあるのかもしれませんね。 知的水準や身体の機能に大きな障害はないものの、読み書きや計算など特定分野の学習に極端な苦手さがある場合、限局性学習症(SLD、学 […]

自己肯定感を高める ~子どもの非行化を防ぐための手立て(支援者編)~

子どもが非行に走ってしまう理由には、非常に多くのバックグラウンドが存在します。成育歴、家庭環境、社会性、人間関係など、多くの事象が絡み合って子どもたちの人格を形成していきます。今回は、私が支援者として大切にしていることや、支援の中で出会った事例の一部を紹介します。支援者としてだけでなく、保護者としてもつながる部分も多くあるかと思います。 ●ほめることを大切にする 小学校の通常級担任として規律ある学 […]

子どもの非行化を防ぐための手立て(保護者編)

1月・2月と、こども発達支援研究会理事の石黒先生と、講師であり元法務教官(少年院の先生)の安部先生とお話をさせていただく機会がありました。「子どもの非行化を防ぐための手立て」というテーマで対談させていただく中で、出てきた話の一部を、私の考えを交えながらお伝えしていきます。 ●子供の名前の由来はしっかり伝えていきましょう 子供の名前には、親の思いが込められているものです。子供は、大きくなるにつれて自 […]

通常級か特別支援学級か?

発達特性を持つお子様の就学前の進路を考える際、多くの方が通常級か特別支援学級かの選択を悩むことと思います。ここでは主として公立小学校・中学校で過ごす場合の選択肢、選択する際に考えるポイントをご紹介します。 ①進路を考える時期は? 1)小学校入学の前年度に行われる市町村による就学相談時就学相談は、文部科学省の指針に基づき市町村の教育委員会が行います。通常、年長時の5-6月頃に行われる身体検査および言 […]

余暇スキルを育てる

余暇とは? 「余暇」とは、仕事と仕事の間や休み時間、休日などの自由な時間のことで、「元気回復の時間」ともいわれます。余暇スキルとは、余暇を充実させて気分をリフレッシュさせる力です。 私の場合は、社会人になってすぐはリフレッシュが本当に下手で、休みの日も仕事のことが気になって常に不安な気持ちをもっていました。なかなか気が休まりませんでした。 今のリフレッシュ方法は、運動をする、子供と遊ぶ、カフェで読 […]

ゲームをやめられない子の対応③【危険な行動・許しがたい(すぐに止めさせたい)行動】

3つの分類 はじめに、前回と同様に子どもの行動を3つに分類し、整理していきましょう。 ①好ましい行動・肯定的な注目を与える。(褒める) ②好ましくない行動・スルー=注目を取り去る、好ましい行動を待って褒める。 ③危険な行動・許しがたい(すぐに止めさせたい)行動・制限を設ける、警告(イエローカード)と罰(ペナルティ) そのうえで、③に該当する行動が今回のターゲットとなります。 具体的な実践例 それで […]

知能検査の目的と種類

知能検査は何のために受けるの? 様々な支援を受けるための手続きを進めていく上で、知能検査結果の提出が必要な場合があるかと思います。あるいは、学校の先生から検査を勧められたことがある方もいるかもしれません。今はWISC(ウィスク)や田中ビネーが主流でしょうか。 保護者に検査を勧めたり、手続きに結果が必要なことをお伝えしたりした際、「うちの子は発達障害なのですか?」と聞かれたことがあります。結論から言 […]

なぜDCD(発達性協調運動症)を抱える子は、運動が苦手になるのか?〜視覚依存性の課題〜

なぜ不器用になるのか? DCD(発達性協調運動症)を抱える子は、不器用な様子が見られるのが特徴です。この背景には様々な要因があると言われていますが、以前から 「視覚情報に頼り過ぎているのではないか?」 という説がありました。 通常、人間は状況に合わせて感覚器官を使い分けて活動します。 ◯走る→固有感覚・平衡感覚 ◯ボールをキャッチする→視覚(ボールをみる)+固有感覚(ボールが飛んでくる位置に腕を動 […]