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支援情報

『人の役に立ちたい』と思うことは危ない?自己肯定感のあり方を考える

自己肯定感の調査 内閣府では、子ども・若者育成支援推進法に基づき、「子供・若者白書」を作成しています。 こちらの資料では、日本と海外の若者が比較検討した資料が公開されており、日本の若者は自己肯定感が低い、ということが報告されています。 このような調査をもとにして、自己肯定感を測っているわけですが、ほかにも、 ▶︎ 自分には長所があると思う▶︎ 自分の考えを相手にはっきり […]

発達障害は増えているのか? 〜これまでの研究から考える〜

発達障害は増えている? 発達障害は増えているのか?というテーマは、長年議論の的でもあります。 「『発達障害』という言葉が出てきたから、今まで見過ごされていた人たちが診断されているだけでしょ」という「増えていない」という主張がある一方で、 「概念が生まれた後も、有病率がどんどん上がっている!何か原因があるのでは?」と思い、「発達障害は増えている」と考える人もいます。 特に、「増えている」と主張する人 […]

感情の整理が苦手な子の原因と、アンガーコントロールを教える方法

アンガーマネジメント アンガーマネジメントの重要性は、よく言われます。しかし、実際にキレやすい子に感情コントロールの方法を教えるのは大変です。 また、アンガーマネジメントも種類がありますが、今回はASD(自閉症スペクトラム)があり、認知が偏っているケースでの教え方を紹介します。 横断歩道を渡ろうとすると ASDの子は、様々な特性を持っているが故に、世の中の捉え方も、定型発達の人とは異なっていること […]

過集中とは何か? 〜メリット・デメリット×対策〜

過集中とは? 発達障害を抱える子に多く見られる特性の1つに「過集中」というものがあります。 過集中は、その名の通り「過剰に集中しすぎてしまう」という現象です。 過集中は、発達障害を抱える人の強みとして紹介されることが多く、よく知られた現象ですが、実はなぜ起こっているのか?という状態を研究した論文や報告は実は少ないです。 主には、 ①ADHDが目の前の楽しいこと(報酬)に対して反応しすぎて、やめられ […]

ワーキングメモリ支援を通して、子どものレジリエンスを高める方法② ~具体的な支援方法編〜

ワーキングメモリとレジリエンス 前回「ワーキングメモリが低い子はレジリエンスを高めにくい」という話をしました。(以下:ワーキングメモリ=WM) http://kohaken.net/blog/20200519brain/ 今回は、具体的にレジリエンスをどう高めていくのか?という話をしていきます。 まずレジリエンスを高めるには、目の前の課題に対して   「過去の経験からどのような […]

ビジョントレーニングとは? 〜発達障害は視覚機能に困難が多い?〜

ビジョントレーニングとは? ビジョントレーニング とは、簡単に言えば「眼の機能を鍛える訓練」です。 最近では、ボクシングの村田選手が実践していることで有名になりましたが、元々はアメリカ空軍のパイロット訓練法として開発されたトレーニングと言われています。そして今では、 LDの人の識字能力の向上 運動能力向上 などに効果があるという研究もあり、特別支援教育においてビジョントレーニングの有効性が広まって […]

ICD-11の発達障害関連の情報まとめ

ICD-11とは? ICDとは、正式名称は「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(国際疾病分類)」と言います。WHOが定めた病気の診断に関する国際的な基準であり、日本でも多くの病院がICDの基準に基づいて診断を行なっています。   昨年度の2019年5月に、このICDが約30年ぶりに改定され第11版(ICD-11)が承認されました。 現在は、厚生労働省・総務省が審査中であり、今後1年程度で […]

「優しさ」はどう教える? 〜共感より◯◯が大事!〜

優しい人になって欲しい? 大人は「優しい人に育って欲しい!」と思い、子供に様々なアプローチをしますが、なかなか思った通りには育ってくれません。心ない言葉や汚い言葉、アニメの影響で「ぶっ殺す!」なんて言葉が出た時には、つい叱ってしまうこともあります。 思い通りにならないのが子供という存在と言えますが、一体どうすれば優しく、思いやりのある行動を教えることができるのでしょうか? 共感を育てるには注意が必 […]

叱ることの4つのデメリット 〜行動科学の視点から〜

褒める?叱る? 「私は子どもを褒めて育てたいです!」「いや、叱ることも大切です!」 という、褒めるか叱るかは常に話題になりますが、今回は、「叱ることの4つのデメリット」を紹介します。 抑えておくこと <前提①> この叱るか褒めるか?を考える時に大切なことは、「子どもとの信頼関係」です。 なぜなら、信頼関係があれば、褒めても叱っても大人の意図が伝わり、子どもたちは成長していくからです。 今回紹介する […]

支援における「遊びの発達段階」を考える

遊びの発達段階とは? 発達支援において「遊び」は重要なテーマです。 「遊び」の中で、子どもたちは様々な力を身につけていきますので、今回は「遊びの発達段階」について紹介します(^ ^) 子どもは生まれてから発達段階に沿って遊びも成長していきます。 1、愛着形成期(養育者と子どもで関わりながら遊ぶ段階)2、感覚遊び期(ガラガラ:聴覚、メリーゴーランド:視覚、たかいたかい:平衡感覚等の感覚刺激を楽しむ段 […]

トラブル後のソーシャルスキルの高め方 〜すぐ謝れる子と謝れない子の違い〜

トラブルがあると・・・ しかし、大人がトラブルの仲裁に入ると、「ごめんさない」とすぐに謝れるがいる一方で、謝ることができない子がいます。大人としては、「とりあえず喧嘩したことは謝ろう!」と伝えますが、頑固な態度につい、 「謝りなさい!」「あなたもやったんでしょ!」「あなたにも責任はないの?!」 一体どうすればいいでしょうか? すぐに謝ることができない子 先生が「謝ろうね」と言っても動かない。「何か […]

同時に考える力と順番に考える力 〜同時処理と継次処理〜

人には得意不得意がある  ▶︎ 片付けるのが得意な人、苦手な人 ▶︎ 作文が得意な人、苦手な人 ▶︎ 地図を読むのが得意な人、苦手な人 どんな人にも得意不得意があります。 これには色々な要因がありますが、脳の情報処理のタイプで決まることが多いです。自分のタイプを把握すると、苦手なことも解決策が見つかるかもしれません(^ ^) そんな脳のタイプの中から今回は […]

パニックになってしまった子への対応事例 〜スモールステップと共感と言語化の使い分け〜

パニックの対応 放デイや学校現場にいると、パニックになった子どもに対応する場面によく遭遇します。 どんな人でもパニックになる可能性はありますが、教育・児童福祉の現場ではASDのこだわり行動や感覚過敏など特性をもっている子に対して、大人が特性対応を知らないで引き起こしてしまうケースは多いです。 今回は、中の人がパニックになった子どもに対応した時のエピソードと、その時に使った方法を合わせて紹介していこ […]

視覚優位と聴覚言語優位 〜得意を活かした支援を考える〜

得意を生かす 発達障害者支援において「得意を生かす」という言葉がよく使われます。 そして、発達障害者(特に自閉症の当事者)においては、「『視覚優位』の人が多いので、視覚支援を意識しましょう」と知っていて当たり前のように扱われます。 しかし、視覚優位、聴覚優位と一口に言っても、実際にどんな様子を指しているのか?どう活用できるのか?など細部まで知っている支援者は意外と少ないです。 今回は、そんな視覚優 […]

子どもは「教師の魅力」をどう感じているのか? 〜6つの力と小中高の違い〜

教師の魅力 学校において多くの子どもは、魅力的な先生に担任をしてほしいと願っています。 もちろん先生もそれを理解しているので、面白い授業や学級経営を日々考え続けていますが、やはり「あの先生は当たり!」「今年はハズレだったわ」のような評価が存在することも事実です。 これには色々な要因がありますが、そもそも先生が「子どものニーズ」を把握していないことが原因にあるかもしれません。先生が一方的に良いと感じ […]

ICT機器の活用は、本当に子どもの学力を伸ばすのか?〜PISA調査の報告結果を特別支援教育の視点から考える〜

ICT機器の活用は、本当に子どもの学力を伸ばすのか? こんにちは!こども発達支援研究会です! 本日のテーマは「ICT機器の活用は、本当に子どもの学力を伸ばすのか?〜PISA調査の報告結果を特別支援教育の視点から考える〜」です。 近年、教育分野にICT機器の活用が進められています。これは、困難のある子の学習支援や生活の質を高めるために、大きな力となると言われています。 しかし、人々の思いとは裏腹にな […]

ASD(自閉症スペクトラム)の子に伝わる4つの指示の出し方

指示が伝わりにくい? 自閉症スペクトラム(=以下ASD)を抱える子は、 ▶︎ 社会性の困難▶︎ こだわり行動(感覚の困難を含む) と言う特性があります。(DSM-5による)また、それ以外にも様々な特性をもっているケースが多く、0〜100まで連続しているというイメージで「スペクトラム(=連続体)」の言葉が使われています。 「社会性の困難」と言う言葉は、周囲の大人一方的な見 […]

「話の聞き方」を教えるときの4つのポイント 〜静×聞×聞き方×定着〜 

話の聞き方が身につかない・・・ 子どもへの大切な指導に「話の聞き方」があります。  ▶︎ 先生が大事な話をしているときに、後ろを向いておしゃべりをしている ▶︎ 友達の発表のときに鉛筆をいじっている ▶︎ 自分の話だけして、相手の話を聞かない 話の聞き方が悪いと相手の子も話しづらくなりますし、子どもたち自身の「話す力」も伸びなくなります。 しかし、話を聞く […]

注意力とは何か?〜4つの注意機能から支援を考える〜

注意力とは? 発達障害の分野ですと「注意」という言葉は、ADHD(注意欠如多動症)という言葉が思い出せると思います。 発達障害と同じく、脳機能に関連する疾患なので、高次機能障害で扱われる「注意機能」の話は、発達障害者支援でも有効な面は多いので、今回は「注意」について紹介したいと思います。 注意は一言で言えば、「特定の事柄に意識を向けること」と言えます。 そして、この注意には4つの種類があります。 […]

ワーキングメモリとは何か? 〜記憶の役割×発達障害×支援方法〜

記憶の困難 発達の困難を抱える子の中には、  ▶︎ 「片付けが苦手」 ▶︎ 「計画的に物事を進めることが苦手」 ▶︎ 「料理は得意じゃない」 という行動が見られる人がいます。 このような、行動が見られる子には「ワーキングメモリ」と呼ばれる記憶の力に課題があるかもしれません。今回は、この「ワーキングメモリ」について紹介していきます。 ワーキングメモリとは? […]