凸凹マップ!第6回【後編】発達障害体験談〜頑張り過ぎず、ゆるゆると〜
前編のふりかえり 前編はこちら 発達障害体験談 インターネットの友達が親身になってくれた 寄り添ってくれる人達の存在 複雑なご家庭で育ったロートさんですが、身の回りの人達が助けてくれることも多かったそうです。 何かを自己開示することで、救われる人がいる 顔が見えない間柄だからこそ、安心してなんでも話せる……新しい時代ならではの関わり方ですね。ロートさんはSNSを柔軟に活用しています。 全体のまとめ […]
前編のふりかえり 前編はこちら 発達障害体験談 インターネットの友達が親身になってくれた 寄り添ってくれる人達の存在 複雑なご家庭で育ったロートさんですが、身の回りの人達が助けてくれることも多かったそうです。 何かを自己開示することで、救われる人がいる 顔が見えない間柄だからこそ、安心してなんでも話せる……新しい時代ならではの関わり方ですね。ロートさんはSNSを柔軟に活用しています。 全体のまとめ […]
発達障害体験談 当事者ロートさんのプロフィール ASDの症状について 小学生の時、兄弟の診断と一緒に発達障害が発覚 両親から発達障害に対する理解は得られず 「投資に見合ういい子」を求められて 子どもに診断が下りたとしても、発達障害に関心のないご両親は少なくはありません。大きな問題がない限りは「様子見」される方もいらっしゃると聞きます。 しかし、どうやらロートさんの場合、問題はそれだけではなさそうで […]
前編のふりかえり <<前編はこちら>> 前編では、主にうぱるぱさんの大学生時代を振り返り、語っていただきました。 大学4年の頃、発達障害の症状で卒論が書けずに、検査したところ自身の発達障害が発覚したうぱるぱさん。ショックを受けながらも前向きに努力を重ね、苦難を乗り越えて卒論を書き上げ、大学を卒業しました。それが大きな自信に繋がったそうです。 後編では、教職に就いたうぱるぱさんの、その後を綴ります。 […]
発達障害体験談 当事者うぱるぱさんのプロフィール 発達障害全般の症状について 専門的な用語を交えながら、自身の症状についてうぱるぱさんは語ります。ご自身では「国語能力」に問題があると仰っていましたが、その話し方はとても論理的で分かりやすいです。教育関係者ということもあって、発達障害についての見識が深いように感じました。困り感について、とても俯瞰的に見ていらっしゃいます。 大学時代、論文がどうしても […]
こだわり行動は、 ▶「おもちゃに夢中で遊んでいる」▶「ずっと図鑑を読んでいて声を掛けても動かない」▶「タイヤが回るのをひたすら見続けている」などなど、こだわり行動には様々な行動やレベルがあります。 ただ単に夢中になっているだけならそれほど気にはしないかもしれませんが、集団行動になじめないと気になる方も増えてくると思います。 周りから見たら、こだわり行動は一 […]
相手のことを考えない発言 子どもは発達段階の途中ですので、衝動的に行動することも多いです。つい、「相手のことを考えなさい!」と叱ってしまうこともあるかと思います。 しかし、叱っても時間が経てば同じことを繰り返す。何度言っても変わらない、そんな時もあるかもしれません。 子どもが喧嘩をしていたら・・・ 例えば、放デイの療育の時間 ▶︎ Tくんが、Yくんに「そんなの簡単じゃん!」と言う […]
自己肯定感の調査 内閣府では、子ども・若者育成支援推進法に基づき、「子供・若者白書」を作成しています。 こちらの資料では、日本と海外の若者が比較検討した資料が公開されており、日本の若者は自己肯定感が低い、ということが報告されています。 このような調査をもとにして、自己肯定感を測っているわけですが、ほかにも、 ▶︎ 自分には長所があると思う▶︎ 自分の考えを相手にはっきり […]
発達障害は増えている? 発達障害は増えているのか?というテーマは、長年議論の的でもあります。 「『発達障害』という言葉が出てきたから、今まで見過ごされていた人たちが診断されているだけでしょ」という「増えていない」という主張がある一方で、 「概念が生まれた後も、有病率がどんどん上がっている!何か原因があるのでは?」と思い、「発達障害は増えている」と考える人もいます。 特に、「増えている」と主張する人 […]
アンガーマネジメント アンガーマネジメントの重要性は、よく言われます。しかし、実際にキレやすい子に感情コントロールの方法を教えるのは大変です。 また、アンガーマネジメントも種類がありますが、今回はASD(自閉症スペクトラム)があり、認知が偏っているケースでの教え方を紹介します。 横断歩道を渡ろうとすると ASDの子は、様々な特性を持っているが故に、世の中の捉え方も、定型発達の人とは異なっていること […]
パニックになる子 子供を育てていると、パニックになっている子に対応する瞬間がたくさんあります。 成長中の子供たちにとって、時には爆発してしまうことは、誰にでも起こりうることです。(これは大人でも同様ですね笑) パニックになりにくい子 逆にパニックにならない子、気持ちが安定している子にはどんな特徴があるのでしょう? 色々な要素がありますが、 「嫌な体験をした時に何を言えば良いか理解している子」 はパ […]
過集中とは? 発達障害を抱える子に多く見られる特性の1つに「過集中」というものがあります。 過集中は、その名の通り「過剰に集中しすぎてしまう」という現象です。 過集中は、発達障害を抱える人の強みとして紹介されることが多く、よく知られた現象ですが、実はなぜ起こっているのか?という状態を研究した論文や報告は実は少ないです。 主には、 ①ADHDが目の前の楽しいこと(報酬)に対して反応しすぎて、やめられ […]
パニックの対応 放デイや学校現場にいると、パニックになった子どもに対応する場面によく遭遇します。 どんな人でもパニックになる可能性はありますが、教育・児童福祉の現場ではASDのこだわり行動や感覚過敏など特性をもっている子に対して、大人が特性対応を知らないで引き起こしてしまうケースは多いです。 今回は、中の人がパニックになった子どもに対応した時のエピソードと、その時に使った方法を合わせて紹介していこ […]
話の聞き方が身につかない・・・ 子どもへの大切な指導に「話の聞き方」があります。 ▶︎ 先生が大事な話をしているときに、後ろを向いておしゃべりをしている ▶︎ 友達の発表のときに鉛筆をいじっている ▶︎ 自分の話だけして、相手の話を聞かない 話の聞き方が悪いと相手の子も話しづらくなりますし、子どもたち自身の「話す力」も伸びなくなります。 しかし、話を聞く […]
注意力とは? 発達障害の分野ですと「注意」という言葉は、ADHD(注意欠如多動症)という言葉が思い出せると思います。 発達障害と同じく、脳機能に関連する疾患なので、高次機能障害で扱われる「注意機能」の話は、発達障害者支援でも有効な面は多いので、今回は「注意」について紹介したいと思います。 注意は一言で言えば、「特定の事柄に意識を向けること」と言えます。 そして、この注意には4つの種類があります。 […]
服へのこだわり 発達に困難のある子の中には、自分が着る服にこだわってしまう子がいます。 大好きなキャラクターが描いてある場合もありますし、感覚の過敏性があり、服の素材にこだわっている場合もあります。反対に、触覚に鈍感性がある子(低反応の子)の中には、寒さに気づかないことで薄着にこだわって、風邪を引いてしまう子もいます。 今回は、このような「服へのこだわりがある子」に、どう対応して行くのか一例を紹介 […]
自閉症のこだわり行動 自閉症を抱える子には、 など、特的のものに強い興味・関心を示す「こだわり行動」という症状があります。 「好きなものがあるのは良いけど、別のものにも興味をもって欲しいな〜」と思う親御さんも多く、別の遊びに誘ってみても、なかなか興味をもってくれないケースも多いです。 今回は、このような「こだわり行動」がある子に対するアプローチの紹介です。 基本的な考え 前提として「こだわりを取り […]
視覚優位と聴覚言語優位 発達障害者支援において「得意を生かす」という言葉がよく使われます。 そして、発達障害者(特に自閉症の当事者)においては、 「『視覚優位』の人が多いので、視覚支援を意識しましょう」 と知っていて当たり前のように扱われます。 しかし、視覚優位、聴覚優位と一口に言っても、実際にどんな様子を指しているのか?どう活用できるのか?など細部まで知っている支援者は意外と少ないです。 […]
自閉症スペクトラムの困難 自閉症の人には、大きく3つの特徴があります。 ▶︎ 社会性、コミュニケーションの障害 ▶︎ こだわり行動 ▶︎ 感覚の困難(過敏性・低反応等) これに加えて、社会的に困難がある状態であれば自閉症と診断されます。 特に「社会性、コミュニケーション能力の障害」は ▶︎ 空気が読めない ▶︎ 気持ちを察し […]